【完全版】Excelの改行、総まとめ!セル内・数式・関数すべての方法を解説 - デジラボ
Excelで文字を改行する方法、ご存知ですか?この記事では、セル内で改行する基本のショートカットキーから、関数(CHAR)を使った応用技、改行できない時の対処法までを画像付きで徹底解説。もうExcelの文字入力で悩みません。
はじめに:Excelの改行、こんな場面で困っていませんか?
こんにちは!「デジラボ」です。
Excelで資料を作成しているとき、こんな風に思ったことはありませんか?
Enterキーを押すと次のセルに移動してしまうし、一体どうすればセルの中で改行できるの?と悩んでしまった方も多いのではないでしょうか。
ご安心ください!この記事を読めば、Excelの改行に関するあらゆる悩みが解決します。
基本のショートカットキーから、関数を使った応用テクニック、そして「改行できない!」といったトラブルの解決策まで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。
【基本】まずはコレだけ!セル内で改行するショートカットキー
最も簡単で、最もよく使うのがショートカットキーを使った方法です。これさえ覚えれば、Excelでの文字入力が格段に快適になります。
Windowsの場合:Alt+Enter
Altキーを押しながらEnterキーを押します。
たったこれだけで、セルの中で綺麗に改行ができます。文章の好きな位置で何度でも改行を追加できますよ。
Macの場合:command+option+Enter
Macユーザーの方は、キーが少し異なります。
commandキーとoptionキーを押しながらEnterキーを押します。WindowsでもMacでも、このショートカットキーがセル内改行の基本となりますので、まずはこれをマスターしましょう。
【応用①】関数を使って自由自在に改行を操る
「A列の姓とB列の名を、一つのセルに改行して表示したい」
「複数のセルの情報を、改行を挟んで結合したい」
そんな時は、関数を使うと非常に便利です。ここで登場するのがCHAR(10)という関数です。
CHAR(10)は、Excelにおいて「改行」を意味する文字コードを呼び出す関数です。これと、文字列を結合する記号 &(アンパサンド)を組み合わせます。
使用例1:姓と名を改行して結合する
A1セルに「山田」、B1セルに「太郎」と入力されているとします。
C1セルに、改行して表示させるには、以下の数式を入力します。
= A1 & CHAR(10) & B1
使用例2:住所を結合する
A1セルに「東京都千代田区」、B1セルに「丸の内1-1-1」と入力されている場合も同様です。
= A1 & CHAR(10) & B1
この方法を使えば、バラバラのセルに入力された情報を、見やすい形で一つにまとめることができ、名簿や住所録の作成がとても楽になります。
ちなみに、複数の文字列を結合するCONCAT関数の中でも同じように使えます。
= CONCAT(A1, CHAR(10), B1)
【応用②】長い数式を見やすくする「数式バー」での改行
VLOOKUP関数やIF関数を何重にもネストさせると、数式がどんどん長くなっていきますよね。一行に長々と続く数式は、どこで何をしているのか分かりにくく、ミスの原因にもなります
そんな時は、数式バーの中で改行してしまいましょう。
やり方は、セル内改行と同じAlt+Enterです。
Alt+Enterを押します。
数式の意味や構造には一切影響を与えません。純粋に見た目を見やすくするためのテクニックですが、これができると数式のチェックや修正が格段に効率的になります。ぜひ試してみてください。
【トラブル解決】「改行できない!」その原因と対処法
「Alt+Enterを押しているのに、改行されずにセルが縦に伸びるだけ…」
そんな経験はありませんか?改行がうまくいかない場合、いくつかの原因が考えられます。一つずつ確認していきましょう。
原因1:セルの書式設定「折り返して全体を表示する」がオフになっている
これが最も多い原因です。セル内改行を正しく表示するには、セルの書式設定で「折り返す」という設定をオンにする必要があります。
【解決策】
原因2:テンキーのEnterキーを押している
ノートPCではあまりありませんが、デスクトップPCで外付けのキーボードを使っている場合、文字キーのエリアにあるEnterキーではなく、右側のテンキー(数字キー)エリアにあるEnterキーを押してしまっている可能性があります。
Altキーと組み合わせて使うのは、文字キー側にあるEnterキーです。一度確認してみてください。
【発展】不要な改行コードを「見つけて」「削除・置換」する
Webサイトからコピー&ペーストしたデータや、他の人が作成したファイルに、意図しない改行がたくさん入っていて困ったことはありませんか?
一つ一つ手作業で消すのは大変ですよね。そんな時は、関数やExcelの機能を使って一括で処理しましょう。
方法1:CLEAN関数ですべての改行を削除する
Webページなどからコピーしたデータには、改行だけでなく、印刷できない制御文字が含まれていることがあります。それらをまとめてクリーンアップしてくれるのがCLEAN関数です。
【使い方】
A1セルに改行が含まれた文字列がある場合、別のセルに以下の数式を入力します。
= CLEAN(A1)
これだけで、セル内の改行コードや不要な文字がすべて削除され、スッキリとした文字列データになります。
方法2:SUBSTITUTE関数や「置換」機能で、改行を別の文字に変える
改行をただ消すだけでなく、「、」や「 」(スペース)に置き換えたい場合もありますよね。そんな時に使えるのがSUBSTITUTE関数と、Excel標準の「置換」機能です。
【SUBSTITUTE関数を使う】
特定の文字列を別の文字列に置き換える関数です。改行(CHAR(10))を空白("")や読点("、")に置換できます。
= SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), "")= SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), " ")【「置換」機能を使う】
関数を使わず、直接セルの値を書き換えたい場合に便利です。少し特殊な操作をします。
- 対象のセル範囲を選択します。
Ctrl + Hを押して、「検索と置換」ダイアログボックスを開きます。- 「検索する文字列(N):」のボックス内をクリックし、カーソルを置きます。
- キーボードの
Ctrlキーを押しながらJキーを押します。(※ボックス内は見た目上何も変わりませんが、これで改行コードが入力されています) - 「置換後の文字列(E):」のボックスに、置換したい文字(何も入力しなければ削除)を入力します。
- 「すべて置換(A)」をクリックします。
このCtrl + Jは隠れた便利ワザなので、覚えておくと非常に役立ちます。
まとめ:状況に応じて最適な改行方法を使いこなそう!
今回は、Excelの「改行」に関するテクニックを網羅的にご紹介しました。
最後に、目的別にどの方法を使えばよいかを表にまとめます。
| やりたいこと | おすすめの方法 |
|---|---|
| セルの中で文章を改行したい | Alt + Enter(Macは Cmd+Opt+Enter) |
| 複数のセルの文字列を改行して結合したい | & と CHAR(10) を使う数式 |
| 長い数式を読みやすくしたい | 数式バー内で Alt + Enter |
| 改行がうまく表示されない | 「折り返して全体を表示する」をオンにする |
| セル内の改行をすべて削除したい | CLEAN関数 または「置換」機能(Ctrl+J) |
| セル内の改行を別の文字に置き換えたい | SUBSTITUTE関数 または「置換」機能(Ctrl+J) |
最初は難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば一生使える便利なスキルです。
この記事を参考に、ぜひExcelの改行をマスターして、日々の業務や資料作成を効率化してくださいね!